北秋田市議会 > 2021-06-21 >
06月21日-03号

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  1. 北秋田市議会 2021-06-21
    06月21日-03号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 3年  6月 定例会       令和3年 北秋田市議会6月定例会会議録                        (令和3年6月21日)第3日目 令和3年6月21日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  山田博康         2番  三浦倫美     3番  小笠原 寿        4番  虻川 敬     5番  杉渕一弘         6番  佐藤光子     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  武田浩人        10番  佐藤文信    11番  永井昌孝        12番  大森光信    13番  長崎克彦        14番  板垣 淳    15番  関口正則        16番  堀部 壽    17番  佐藤重光        18番  中嶋洋子    20番  黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。    19番  松橋 隆3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     河田浩文 財務部長     佐藤 進   市民生活部長   小松正彦 健康福祉部長   石崎賢一   産業部長     佐藤栄作 産業部政策監   金澤 誠   建設部長水道局長 浅村武則 教育次長     小坂竜也   会計管理者    宮腰正樹 消防長      長岐篤市   総務課長     松橋みどり 総合政策課長   長岐孝生   財政課長     西根弘樹 市民課長     小笠原 武  福祉課長     小笠原 隆 農林課長     三沢 聡   建設課長     藤原甚英4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     米澤田茂   次長       佐藤敏文 副主幹      松岡繁広5、会議事件は、次のとおりである。       令和3年 北秋田市議会6月定例会議事日程                               (第3)      開議 日程第1 一般質問 質問順序            1. 4番 虻川 敬            2.13番 長崎克彦            3.14番 板垣 淳            4. 7番 福岡由巳 ○議長(黒澤芳彦)  おはようございます。 ただいまの出席議員数は19名で定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。   (開議)                    (10時00分) ○議長(黒澤芳彦)  なお、19番 松橋  隆議員からは欠席届が提出されております。 本日も新型コロナウイルス感染予防対策として、市長、副市長、教育長、部長相当職以外の説明員は人数を減らして着席しておりますので、ご了承願います。また傍聴席も同様に感染防止に努める必要があることから、席の間隔を空けて着席していただくほか、マスクを着用していただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問。 一般質問を行います。質問者全員が一問一答方式を選択しております。質問時間は1人30分以内とし、再質問の回数制限はありません。ただし、遡りの質問は認めませんので、通告項目に沿った質問をお願いいたします。また通告外の質問の波及は認めませんので、よろしくご協力お願いいたします。 また、当局の答弁の時間は特に設けておりませんが、簡潔明瞭な答弁を望みます。 なお、市長には議長の許可を得て反問を認めておりますので、ご了承願います。 質問項目は事前に通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。 最初に、4番 虻川  敬議員、新創会、ご登壇ください。 4番。 ◆4番(虻川敬) (4番 虻川  敬登壇) おはようございます。議席番号4番 新創会、虻川  敬でございます。 昨年度から、コロナウイルス感染症の及ぼす影響にて、暗い情報ばかり続いております。昨今では、さらに変異ウイルスによる感染力の拡大、重症化のリスク等の報道が連日なされ、まだまだ通常とは言えない状況であります。北秋田市におきましては、実際の感染被害による医療崩壊や、重症化による生命の危機などの影響はありませんが、地域経済の循環に関しましては甚大な影響を及ぼしているところであります。 そんな中ではありますが、ワクチンの有効性が示され、ワクチン接種が希望の光となっております。ワクチン接種タイミングも、関係当局の頑張りで予定よりも前倒しになる見通しで、スピーディーに実施されようとしており、そろそろ本当の意味で、未来に希望を見いだす時期になってきたのかなと期待しているところであります。ワクチン接種に関わる医療従事者の皆さん、そしてボランティアで協力していただいている市民の方々、そして、日々刻々と変わる対応の変化に向き合っておられます当局の皆様のご苦労に対し、感謝と敬意を表したいと思います。 北秋田市におきましてはさらに喜ばしいことがありました。5月26日に、当市の伊勢堂岱遺跡を含みます北海道・北東北の縄文遺跡群がユネスコの諮問機関イコモスが、世界文化遺産への登録を認めるよう、ユネスコへ勧告したというニュースがありました。7月下旬までには正式に世界遺産登録される方向であるということで、これまで様々な活動に取り組んでこられました関係機関、関係団体の皆様に、今までのご苦労に対し、感謝と敬意を表したいと思います。 本日はこのことにも関連する項目にて一般質問を行います。通告に従いまして一般質問をしてまいります。 まず、大きい項目の1つ目は、伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産登録に向けての環境整備について伺ってまいります。 まず、世界遺産の目的とは、文化遺産及び自然遺産を人類全体のための世界の遺産として、損傷、破損等の脅威から保護し、保全するための国際的な協力及び援助の体制を確立することであります。各自治体、団体等が世界遺産登録に向けて様々な取組をする理由は何でしょうか。世界遺産がもたらすメリットがあるからではないでしょうか。それでは、世界遺産登録に対するメリットとは何でしょうか。そう、知名度が上がることによる観光客の増加、地域における経済活動の活性化が期待できることではないでしょうか。世界遺産の登録ともなると、日本国内はもとより、全世界から北秋田市に多くの観光客の方が足を運ぶことが想定されます。 多くのお客様が北秋田市に来られたとき、北秋田市で多くの消費をしてもらえるよう、早急に環境整備に努める必要性を感じているところでありますので、北秋田市の鉄道の玄関口、鷹ノ巣駅周辺の環境整備について伺ってまいります。 このたび、世界遺産登録が決まる予定であります北海道・北東北の縄文遺跡群は、全部で17か所もの拠点があります。観光客誘致を考える際、登録される17か所全部の遺跡を回られる観光客の方もいるとは思いますが、まれであると思います。多くは、注目のある遺跡を何か所か回る観光客が多いのではないかと推察されます。鉄道を利用して当市を訪れる観光客の方も多くいらっしゃることでしょう。 現在は、SNS等の情報拡散力が非常に大きい時代でございます。せっかく北秋田市を訪れた観光客の方が、よい情報ではなく、少しがっかりする情報を拡散すれば、北秋田市伊勢堂岱遺跡ではなく、それ以外の遺跡を観光することになるのではないかと心配しております。つまり、当市で期待できる経済効果が薄くなっていくことを心配しております。観光客の方は、世界遺産の持つ顕著な普遍的価値を見学しに来るわけですが、それだけではなく、周辺の観光や買物、食事など、総合的な楽しみを期待して観光地の選定に当たるのではないでしょうか。 伊勢堂岱遺跡伊勢堂岱縄文館周辺も、現在、飲食施設、買物できる場所、縄文館までの交通アクセスを含め、まだまだ整備が必要と感じておりますが、まずは北秋田市の玄関口、鷹ノ巣駅周辺を活性化させる必要を感じますので、伺ってまいります。 ①北秋田市の鉄道の玄関口、鷹ノ巣駅周辺の環境整備について。 1)現在の鷹ノ巣駅前の空き店舗の貸出し可能状況を確認したところ、店舗の老朽化に伴い、改装コストがかかることの負担にて、貸出しできない物件が多くあると聞くが、こういった物件に、市として改装にかかるコスト負担の補助をすることは検討できないか。 2)鷹巣の商店街は、駐車場がないことが新規起業を志す方にとって出店のリスクとなっております。市として新規で共通の駐車場を設ける、もしくは警察などに働きかけをして、商店街の路肩全体を路上駐車可能な状態にするようにはできないか。 3)鷹ノ巣駅周辺に、お土産品等の販売施設、常時飲食が可能な施設などの整備が必要と考えるが、当局は今の状況をどう考えているのかをお伺いいたします。 次に、②の鷹ノ巣駅内歩道橋の改善について伺います。 現在の鷹ノ巣駅は、向いのホームに行く際に、スロープのない比較的急な階段の歩道橋がある状態であります。利用する方から、大きなキャリーケースなどを持って渡るには非常に厳しい状況である旨、お話が聞こえてまいります。高齢者や障がいをお持ちの方にとっては使い勝手が悪く、改善の必要性を強く感じております。北秋田市の玄関口、顔ともいえるこの鷹ノ巣駅を整備する必要性を強く感じます。改善する時期に関しても、世界から注目が集まる今がその時期なのではないでしょうか。 先日、北秋田観光物産協会にてお話しを伺ったところ、以前にJRに対し、観光客、帰省客はキャリーケースを持参の場合が多く、駅舎向かい側のホームからの移動の際、特に年配者から、エスカレーター、エレベーター設置の声があるため、設置についてお願いしたいと鷹ノ巣駅内構内のバリアフリー化について要望した経緯があり、その回答として、「バリアフリー化は、乗降人数等の条件により整備基準を設けているため、現状では厳しいです。今後、法改正や自治体からの強い要望によっては、協議を進めていければと考えております」との回答があったそうです。 このことから、歩道橋の改修の件は、市が率先してJRに交渉すべきではないかと考えましたので、伺ってまいります。 1)歩道橋の階段傾斜を緩やかにしたり、スロープをつけて荷物を移動しやすくしたり、また、車椅子の方もホームをまたいで移動できるよう、バリアフリー環境エレベーターの設置など、高齢者や障がい者にも利用しやすくするよう、市が窓口になってJR等に要望してみてはどうか。 2)その際に、コストの問題が発生すると推察するが、その際には市で資金を充当し、環境を整えることは可能かを伺います。 大きい項目の2つ目に移ります。 2、当市の交通インフラについて。 かねてから当市の交通インフラにつきましては、2018年9月議会、2019年3月議会、2019年6月議会にて、一般質問にて伺ってまいりました。先日、当局を訪れた際に、北秋田市地域公共交通利便増進実施計画をいただきました。地域の交通に関ししっかりと検討され、確実に一歩踏み出していると感じ、非常にうれしい気持ちになりました。利用者の便利性と運営にかかるコストも考えられ、しっかりとした計画であり、ぜひとも進めていただきたいと思いました。 実施期間を見ますと、2021年から2025年までとなっております。まずはその実施期間の中でも、先行して早くに進めるべきこととして、このたびは交通インフラの中でも、市街地循環バスについて伺ってまいります。 伊勢堂岱遺跡伊勢堂岱縄文館の近くに、秋田内陸縦貫鉄道縄文小ケ田駅があります。公共交通アクセス秋田内陸縦貫鉄道としたとき、現在は駅を降りた後、狭い歩道を通り、踏切を越え、遺跡まで歩くとき、結構な距離を歩くこととなります。一昨日、現地に赴き、縄文小ケ田駅から伊勢堂岱遺跡まで歩いてみました。現在整備中の遊歩道はまだ通行できない状態でありましたが、その遊歩道が開通したとしても、歩くと結構な距離があると感じました。本来であれば、現在のホームの向かい側にもホームをつくり、遊歩道まで少し渡り橋などをつけるなどすれば、すごく縄文館まで、縄文遺跡までも近くなり、踏切を渡ることがなく安心して遺跡まで行くことができると感じました。また、駅から遺跡までの一帯を、一つのエリアとして認識してもらえれば、観光客も交通アクセスに対し、リスクは感じないと感じました。 しかしながら、現状はさきに述べたとおり、狭い道を通り、踏切を超え、結構歩かなければならない状況です。そこで、北秋田市で運行している循環バスのルートを整備し、生かすことはできないかと考えましたので、伺います。 1)北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産に認定されようとしている昨今、当市が誇る伊勢堂岱遺跡伊勢堂岱縄文館まで循環バスで行ける、陸路における交通インフラ環境を早急に整えるべきではないかを伺います。 次に、先日5月31日に行われました第2回北秋田市議会全員協議会にて、道の駅たかのす基本構想にての説明を受けました。以前、私も2018年12月議会にて、北秋田市の陸路の玄関口でもある、道の駅たかのすの整備に関しまして提案しておりましたが、今定例会で、道の駅たかのす整備事業基本設計業務委託が盛り込まれており、動き出す方向性が示され、非常に喜ばしく思っております。 さて、第2回北秋田市議会全員協議会の際に、市街地循環バス路線バス観光バス等の立ち寄り場としての利用を目指しますという説明がありました。今後整備していくべき方向性、可能性が示されたのであれば、道の駅のリニューアルを待たずとも、できることは速やかに整備していくと思いました。 また一方、現在、JR鷹ノ巣駅周辺でお土産などを買いたいというニーズがあっても、実際にお土産等を購入できる最寄りの場所はというと、道の駅たかのすです。しかしながら、JR鷹ノ巣駅周辺から道の駅たかのすまでの交通アクセスはほぼありません。周遊タクシーなどは整備されておりますが、予約が必要なこと、利用料金が通常のバス運賃と比較したとき高いことから、利用しにくい環境であるように思いますし、常時往来できる環境が必要に思います。 以上のことから、2)道の駅たかのす基本構想にて、市街地循環バス路線バス観光バス等の立ち寄り場としての利用を目指すという説明があるが、道の駅リニューアルを待たずに、すぐに環境を整えることはできないかを伺います。 次に、市民の方々から北秋田市民病院への交通アクセスの改善の声が多く聞かれます。病院まで行くバスはあったとしても、帰ってくる最終便の時刻が早く、利用しにくいという声です。調べてみますと、北秋田市民病院から鷹巣まで帰ってくるのに最終時刻は15時20分です。森吉方向に帰る想定をすると、最終時刻は14時40分。さらに森吉で乗り換えて打当方面に帰る想定をしたところ、最終時刻は12時40分です。診察が長引いたりした際に、帰る足を失っている方がいる状況です。この状況を改善するために、市街地循環バスを充てることはできないでしょうか。 最後に、2)市街地循環バス北秋田市民病院までルートに組み込むことはできないか。また、北秋田市民病院ハブバスターミナルとして位置づけ、北秋田市民病院から合川方面、森吉方向を循環する路線バスを整備し、病院アクセスの充実とともに、市内の交通インフラの整備の強化に当たることはできないかをお伺いいたしまして、壇上からの質問といたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの虻川  敬議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産登録に向けての環境整備についての①北秋田市の鉄道の玄関口、鷹ノ巣駅周辺の環境整備についてとして、1)から3)につきましては、関連がありますので一括して答弁させていただきます。 議員もご案内のとおり、ここ数年来、鷹ノ巣駅前には、空き店舗を活用して企業する若者が集まり、活気が戻りつつあるものの、お土産の購入や飲食のできる店舗が少ないことは認識をしておりますので、空き店舗等を活用して、それらの事業に参入する事業者を応援できるよう、空き店舗支援策について検討をしてまいります。 なお、鷹ノ巣駅前周辺や商店街に駐車場が少ないことも認識しておりますが、駅前周辺から商店街にかけての道路は、路線バス市街地循環バス運行ルートにもなっていることから、道路上に駐車スペースを設けることは考えてはおりません。 次に、②の鷹ノ巣駅内歩道橋の改善についてとして、1)と2)については関連がありますので一括して答弁をいたします。 これまでも、鷹ノ巣駅に関する改善等につきましては、JRに要望しておりますので、本件におきましても要望してまいりますし、費用負担についてもJRが主体となるべきものと考えております。 次に、大きな項目の2、当市の交通インフラについての①市街地循環バスについてとして、1)のご質問でありますが、現在の循環バスにつきましては、買物や通院など、生活の利便性を考慮し設定したルートとなっておりますので、伊勢堂岱遺跡を含めたルート設定は困難と考えておりますが、伊勢堂岱遺跡へのアクセスについては、現在運行している乗り合いタクシーの利便性の向上や、リムジンバス等の活用の可能性を関係機関と協議してまいります。 次に、2)のご質問でありますけれども、昨年度策定しました北秋田市地域公共交通利便増進実施計画では、新たな循環路線として、北部循環バスの運行を計画しておりますが、道の駅たかのすへの立ち寄りは盛り込まれておりません。今後、道の駅たかのすへの立ち寄りも含めまして、実証実験に向けて運行経路等を精査し、検討してまいります。 次に、3)のご質問でありますが、市民病院へのバス等の運行は、病院利用者、特に高齢者にとって不可欠な交通手段であると認識しておりますので、利便性向上のため、地域公共交通活性化協議会などでの協議を踏まえ、運行ルート運行ダイヤを改善してまいりました。合川方面、森吉方面のバス路線や、市民病院の運行体系につきましては、昨年度策定しました北秋田市地域公共交通利便増進実施計画において、デマンド交通の導入、ダイヤ改正などを含む市民病院に関連する路線の一体的な再編を計画をいたしております。 以上が、虻川  敬議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  ありがとうございました。丁寧なご答弁、ありがとうございます。それでは再質問させていただきます。 まずは1の①、1)に関して質問させていただきます。 今の答弁の中で、駅前活性化は必要という認識ということ、そしてまた今後検討していくというような前向きな答弁をいただきました。非常にありがとうございました。市の中心市街地のにぎわいと考えれば、補助した額以上の価値、効果を生むと思います。経営に携わる人ではなくて、事業所ができることにより、そこで消費する方こそ満足につながり、にぎわいへとつながっていくと思います。具体的な方針、方策をこれから考えられて実施していくことを望んでいきたいと思います。 この補助金を充てることを検討できないかということで質問させていただきましたけれども、補助金以外でも市が先導になって呼びかけをしたり、様々な活動ができると思います。今後、駅前周辺の活性化について、当局のほうで具体的な方向性で何か考えがあれば教えていただきたいのですが、何かありますでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、産業部政策監からお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 現在、具体的な方針については持ち合わせてございません。今後、関係機関と協議しながら検討してまいりたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  ありがとうございます。 今回の質問ですけれども、伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産に向けての環境整備ということでございます。今までも中心市街地、駅前の活性化に関しましては、やはり何かしらの施策が必要ではないかというような認識で、皆さん進んでいるかと思います。 ただ、実際、今の現状を見ますと、活性化というよりはコロナの影響もありまして、どんどん衰退しているように見えております。やはり具体的な方策を考えて、動き出す時期というのは今なのではないかなと。動き出しながら次の策を考えていくというふうに取り組まれている自治体が多いのではないかなと思いますので、何とか早急にいい方法を考えていただきたいと思います。 これは要望でございますけれども、やはり地域の商工会、観光物産協会、様々な民間の企業が集まるタイミングというか、会合があります。その中では、やはり地域で経済を回されている方が、いろいろな思い、願い、そういったものを議論を闘わせて、やれる範囲で企業が動いているのを私は見ております。ただ、各企業がこのように経済が苦しくなった昨今、商売をやられている、事業をやられている方々がどんどん縮小している昨今、今の組織団体で何かをしようと思ってもかなり厳しい状況でございます。 今、やはり行政が何かしらの先導、先に立って一緒に協力して、町を活性化させていくべき時期ではないかなと思いますので、率先していろいろな会議、市のほうでも顔を出していただいて、情報収集に当たっていただきたいと思います。市が率先して方向性を見いだすということではなくて、私が願っているのは、地域の方々とともに、市が一体になってこの地域のことを考えていける環境をつくりたい。そしてそれを実施できるように一歩踏み出したいと考えておりますので、何とかこの先、本当に市民一丸となって、いい環境にしていけるようお願いしたいと思います。 それでは、次の再質問に移ります。 ②に移ります。鷹ノ巣駅内歩道橋の改善についてです。 今まで、バリアフリー化に関しまして、ちょっと調べてみましたところ、交通バリアフリー法というのが2006年に施行されております。この内容を見ますと、5,000人を超える駅では、バリアフリー化は義務化されているそうです。ただ、それ以外に関しては、規制、規定はないようでございます。また、バリアフリー化ですけれども、5,000人を超える駅では義務化となっておりますけれども、これに関して、5,000人を超えてバリアフリー化に取り組まなくても、罰則規定はないそうであります。結構アバウトな法令であるなとは思いながらも、やはり高齢化に伴いバリアフリー化、これは必然であると思います。 昨今のニュースでは、お隣大館市では、駅舎の改築に総事業費25億円かけて改修されると。そのうち、大館市が16億円くらいが予算化しているということであります。北秋田市もやはり高齢者にとって、バリアフリーというのは実施しなければいけないところではないかなというところで思っておりますが、先ほどの答弁では、コスト面に関しては、やはりJRが主体であるというような答弁をいただきましたが、近隣の自治体の様子を見てみましても、市のほうでも何か支援体制が必要と思いますが、この件に関しまして、もう一度答弁をお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 市長の答弁でもありましたが、主体的にはJRがやるべきだと。これまでも、公共交通機関としてやってこられたJRです。これからもますます沈滞していくところを主にやっていくのが公共交通の使命だと思っていますので、引き続きJRのほうに要望して、進めてまいりたいと思ってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。
    ◆4番(虻川敬)  ありがとうございます。この改修にかかるコスト面に関してですが、JRの駅ですが、利用する方は北秋田市民、そしてまた北秋田市にゆかりのある方々です。やはり市民の利便性という部分を考えると、JRの駅舎ではありますが、やはり市で資金的リスクは請け負ってもよいのではないかなと思いますが、どうでしょうか。 私、鷹ノ巣駅の1日の利用者数、国土交通省が出している資料からちょっと引っ張ってみました。鷹ノ巣駅の奥羽本線の利用者数は、大体1日の乗降者数が1,162人でございます。先ほど申し述べた5,000人からはかなり下の人数になりますけれども、先ほど申しました大館も駅舎の改修に当たるということで、大館はどのくらいの利用者数があるのかなと思って調べてみますと、1日1,812人。当市は1,162人。大きな違いがあるようには見えませんでした。 北秋田市の今置かれている状態は、全世界から注目される伊勢堂岱縄文遺跡に、観光客が来てもらえる可能性を含んでいる重要な時期であります。JRのほうに働きかけるのはやはり率先して市のほうで頑張っていただきたいんですが、その際に懸念事項として考えられる予算的な問題に関して、なかなか物事が進まないのではないかなと本当に心配しております。協議して何とか形になるように持っていってもらいたいなと思いますので、この事柄に関しては要望しまして、次の質問に移りたいと思います。 市街地循環バスに関してでございます。 先ほど壇上で申し述べたとおりの思いでございますが、やはりせっかくある市街地循環バスでありますけれども、有効利用していただいて幾らかなと思っています。今、発生される市民のニーズ、こういったものを考えますと、やはり注目のある縄文遺跡までのルート、また、買物の利便性を考えたとき、道の駅までのルート、そして市民の方々が苦慮されております市民病院までの足の確保、こういったものにぜひぜひつなげていってもらいたいと思います。 先日いただきました北秋田市地域公共交通利便増進実施計画を見てみますと、本当によい内容になっております。コストも抑えられ、時間も最終時刻も考慮され、移動の公共交通のルートもしっかり考えられ、しっかりした計画だなと思います。欲を申しますと、こういった計画が先の方向性が見えているのであれば、早々とこういった環境を実施しまして、次に発生する課題に備えてもらいたいなと思います。実施計画では、2025年までの実施ということになっておりますが、この実施計画は早巻きで進めることは可能なのか。また、検討しているのか、ここら辺の返答をいただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 この利便増進計画に沿って、できるだけ早い段階で進められるかと思いますが、優先順位を決めながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  ありがとうございます。実施計画はできているのでこれに沿って進めていくと、市の交通インフラは改善されていかれると思います。しかしながら、市民の声に耳を傾けますと、やはり優先順位が自ずと見えてこようかなと思います。実施可能なスケジュールというものもありますけれども、市民の利便性、これが行政の主たる仕事だと思いますので、今後とも市民の声に耳を傾けて、政策の策定に当たっていただきたいことをお願いしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、4番 虻川  敬議員の一般質問を終わります。 ここで、説明員の席の移動のため、暫時休憩いたします。   (休憩)                    (10時37分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。   (再開)                    (10時38分) ○議長(黒澤芳彦)  一般質問を続けます。 13番 長崎 克彦議員、無会派、ご登壇ください。 13番。 ◆13番(長崎克彦) (13番 長崎 克彦君登壇) 13番 長崎 克彦であります。質問に入る前に、一言だけ申し上げます。 実は先日、6月6日日曜日でしたけれども、コロナワクチン1回目の接種をしてきました。時間のロスもなく、非常に流れがスムーズであったなというふうに私は感じてきました。そのほかの接種された皆さんにもいろいろどうであったと聞いたら、30分ぐらいで自分は帰れたとか、あるいは何も痛みもなく、本当に流れがよくできていると。こういうことで、ボランティアの方はもちろん、職員、関係している皆さんには、これからまだまだ続くわけですけれども、改めてお礼と感謝の意を表したいと思います。 それでは、通告に沿って一般質問を行います。 まず最初に、林業の成長産業化についてであります。①の成果と今後の対策についてということで、平成29年大館、北秋田上小阿仁に、2市1村が国からの林業の成長産業化地域の選定ということで、全国16地域の中に入ってそれを受けております。米代川流域では、秋田杉が比較的多く植栽をされている地域でもあります。また、当市の面積の80%以上が森林の面積でございます。森林は皆さんもご承知のとおり、国土保全など、多面的機能を果たしております。指定を受けてから5年目になります。指定を受けてから現在までの成果について、今後の対策についての以下の5項目について、お伺いしたいと思います。 1)国産材と外材の利用比率の状況は。 2)林業環境と従事者の雇用状況。 3)伐採から植栽まで循環型社会の形成を。 それから、4番は、住宅以外の建造物での利用促進の状況は。 そして、5番目は、植樹・育樹祭の今後の実施についての考え方であります。 次、②でございますが、これは森林環境譲与税の活用の現状と今後の計画について伺うものでございますけれども、1)として、国立市との状況。 それから、2)森林所有者に対し、経営管理権集積計画の状況と今後の計画について伺いたいと思います。 次に、大きな2番、災害(自然)についてということで、①防災、減災対策について。 1)ハザードマップと改正災害対策基本法について、住民にどう理解と普及をさせてまいるのか。 2)避難所の設備、「冷暖房、停電時の対応」等などの状況は。 それから、3)として、防災ラジオの全戸普及と圏外区域解消策はどうなっているのかということです。 4)自主防災組織の結成と物資の備蓄の現状と普及対策。 そして最後、5)無電柱化推進の考え方についてお伺いしたいと思います。 以上、壇上からの質問を終わりにしたいと思いますが、災害は特に公的なものばかりではなくて、このコロナ禍の中でも、やはり自助・共助・公助それぞれの任務と、お互いに助け合い、早めの対策と、避難で人命を守る組織体制の構築が大変重要であると思いますので、以上、壇上からの質問に代えたいと思います。終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの長崎 克彦議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の林業の成長産業化についての①林業の成長産業化の成果と今後の対策についてとして、1)から5)までの質問は関連がございますので一括して答弁をいたします。 平成29年に選定を受けた林業成長産業化モデル事業につきましては、当市を含む3市村で、大館北秋田地域林業成長産業化協議会を組織し、多くの事業体や行政機関が連携しながら取り組んでおり、参画した事業者には、設備投資の補助事業で生産能力の向上につながった例もあることから、協議会の成果として評価できるものと認識をしております。 さて、木材自給率について、林野庁の木材需給データによりますと、過去最低を記録したのは平成14年の18.8%で、以降徐々に持ち直し、令和元年には37.8%となり、平成23年から9年連続で上昇しておりますし、秋田県における国産材の割合は、農水省木材統計によりますと、平成25年の63%から、平成30年は69.8%へ年々上昇している状況にあります。 その林業作業者の雇用状況は、国勢調査によると、平成17年が220人、平成22年が261人、平成27年が251人とほぼ横ばいで推移しているほか、秋田県工業統計での林業関連の製造業従事者は、平成30年が1,946人、令和元年が2,130人、令和2年が2,127人と、製造業従事者は大幅に増加している状況にあり、また、新規就業者数は、第1期総合戦略で設定した6年間の目標人数18人に対し、35人となっております。このため、森林整備の現場では、高性能特殊機械を操作する若いオペレーターが増えているものの、重労働な下刈り作業や植栽などの担い手が不足しているとの指摘もあり、今後、森林経営管理制度の実施などに伴い、労働力の確保が必要になることを踏まえると、秋田林業大学校の就学支援をはじめ、林業関係者や秋田北鷹高校との産学官連携などの充実や、市内外を問わず、担い手確保のPRが極めて重要と考えております。 林業の循環については、市有林においては、伐採と再造林をセットにして事業を実施する方針としており、また、民有林の施業において、自力施行する場合は森林環境譲与税を活用し、新植、作業道整備、間伐などの費用に対し60%の支援が可能であることから、今後も活用を促すPRを推進してまいります。 住宅以外の建造物での木材利用については、北秋田市木材利用促進基本方針を平成24年3月30日から施行し、同時に、公共建築物の木造化及び内装木質化の推進に関する基準を設け運用しており、翠雲公園の看板の掛け替えを実施したほか、本年度は同公園内の木製ベンチの更新を、産学官連携により秋田北鷹高校と進めているところでありますが、それ以外にも他自治体の事例も参考にしながら研究をしてまいります。 植樹・育樹祭の実施については、平成20年の全国植樹祭の開催以降、県主催のあきた水と緑の森林祭が、当市において、平成21年から令和元年までに5回開催されております。 なお、育樹祭については、植樹祭終了からおおむね10年程度で開催されておりますので、近い将来、打診があるものと考えております。 次に、②森林環境譲与税の活用の現状と今後の計画についてとして、1)のご質問でありますけれども、国立市とは、森林環境譲与税を活用した連携事業を実施するため、国立市と北秋田市との森林整備の実施に関する協定を本年3月25日に締結しております。当市における間伐などの森林整備で得られた二酸化炭素吸収量と、国立市の二酸化炭素排出量とを相殺するという仕組みで、本年度から間伐事業の一部を充てることとしております。 また、令和元年度からの都市と山村の友好の森事業では、国立市と当市の小学校児童が植樹を実施しているほか、林業関係者、秋田北鷹高校、市の産学官連携により木望ぶろっくを製作し、今年度、市内小学校新入生と国立市へ寄贈したほか、国立市で開催された赤い三角屋根駅舎復元1周年記念イベントにおいて、木望ぶろっくや集成材などの展示を行い、木材のまちのPRを図ったところであります。 なお、昨年度は、コロナの影響により共同の植樹は中止となりましたが、今年度は市内の児童による植樹を実施し、次年度につなげてまいります。 次に、2)のご質問でありますけれども、森林経営管理制度は、全体計画の作成、森林経営意向調査の実施、経営管理権集積計画の作成及び公告、経営管理権配分計画の作成という4段階の手順で進めることとしております。対象となる森林の抽出とゾーニングを行うための全体計画の作成は、令和元年度に終了しており、対象者1万1,036人、対象面積1万288ヘクタール、ゾーニング70地区を整理し、その70地区をさらに20地区に再編成し、優先度の高いところから順次着手しているところであります。 森林経営意向調査は、令和元年度に前山、黒沢地区、令和2年度に小森地区、令和3年度に七日市地区という順番で実施しており、本年度は、前山、黒沢地区において、経営管理権集積計画の作成及び公告を行い、年度内には経営管理権配分計画を作成して、意欲と能力のある林業事業体へ森林経営を委託する予定です。 なお、今後につきましては、ゾーニングした20地域において、優先度の高い地区から順に着手していく予定です。 次に、大きな項目の2の災害(自然)についての①防災・減災対策についてとして、1)のご質問でありますが、市では全戸に防災マップを配布しておりますが、現在の防災マップは、100年に一度の大雨を想定した洪水浸水区域を基に作成していることから、今年度中に水防法の改正に伴い、国・県が公表した1,000年に一度と言われる降雨によって氾濫した場合、最大規模の浸水想定区域や、土砂災害警戒区域を反映した内容に更新いたします。 また、今年5月20日に、災害対策基本法の一部を改正する法律が施行され、避難勧告と避難指示が避難指示に一本化されたことにより、警戒レベル4の避難指示が発令された段階で、危険な場所から全員避難をしていただくこととなりました。このことについては既にホームページでお知らせしておりますが、更新する防災マップにも掲載するほか、市広報及び出前講座等による周知も行いながら、防災意識の向上につながるよう、市民への啓発に努めてまいります。 次に、2)のご質問でありますが、災害発生時の指定避難所には、停電時に使用する発電機、投光器のほか、暖房用の石油ストーブなどを配備しておりますが、冷房機器につきましては、設備が整っていない施設もありますので、開設時に設置できる移動式冷風機の備蓄について検討しているところです。食料及び飲料水等につきましては、劣化防止や管理面を考慮し、各地区に分散して保管しておりますが、避難所開設の際には提供できる体制を備えておりますし、感染症対策として消毒液、マスク、間仕切りテントや段ボールベッドなども備蓄しております。 次に、3)のご質問でありますが、令和2年度末の防災ラジオの貸与台数は9,391台で、普及率73.1%で、前年度より1.8%の増となっております。圏外区域につきましては、令和2年度に不感地域解消のための工事が完了し、4月1日から市内全域に一斉情報伝達が可能となっております。 防災ラジオでは、防災情報に限らず、行政情報を発信しており、市民への有効な情報伝達機能を担っていることから、市広報やホームページのほか、自治会等への出前講座等を通して、未配布世帯への普及啓発を引き続き促進してまいります。 次に、4)のご質問でありますが、令和2年度末の自主防災組織数は43団体で、組織率26.2%となっており、ここ数年の結成数は年間1から3団体という状況です。当市では、自主防災組織結成に当たり、防災活動を行う上で必要となる発電機、投光器、ライト、拡声器、ヘルメットなどの資機材購入に対する補助金を交付しております。それらを含めました資機材や物資等の整備や備蓄につきましては、各自主防災組織の防災計画により管理していただいております。 自主防災組織は、非常時において地域をよく知っていることで、迅速かつ細やかな対応ができるという地域密着型の活動が期待されており、避難誘導や安否確認、一人暮らしや高齢者や障がい者など、要支援者を支えていただく活動も大切な役割となります。昨年度より、消防本部と合同により出前講座などを実施し、自主防災組織について説明する機会を増やしているところですが、今後も市広報やホームページ等で周知し、団体数増加に向けて取り組むほか、自主防災組織を結成した団体への防災活動に対しての補助を継続してまいります。 次に、5)のご質問でありますが、大規模災害において懸念されていることは、倒壊した電柱により、避難路や緊急輸送道路が寸断され、逃げ遅れや患者輸送に遅延が生じたりすることであり、国土交通省は無電柱化促進法に基づき、災害に強い電線の地中化を進めております。当市における無電柱化の導入については、防災機能の向上と、安全な交通の確保及び市内の景観形成と観光振興を考慮しつつ、膨大な整備費用を念頭に置いて、国や県の計画を踏まえ検討してまいります。 以上が、長崎 克彦議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  それでは、順を追って再質問いたします。 まず、1)の国産材と外材の利用比率、ここコロナ禍であっても最近上向いてきて、木材の流れが非常に進んでいる状況です。それで、能代港からも最近かなり中国に輸出をされている状況なんですが、そこら辺の状況をどのように捉えているのかというのが1点と、それから、伐期を何年に見て、そして伐期に達しておらないような、自分から見れば20センチ前後になるかならないかのような秋田杉が伐採されて、かなり皆伐状況になっているわけですけれども、そのような状況はどう捉えておるのか教えてください。考え方です。お願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、産業部長からお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  1点目の中国への輸出、こちらのほうに関しては、すみません、情報を持ち合わせておりません。 それから、小さい木の伐採について、個人のものについては、市のほうでは、できれば適正管理して高く売れるまで待ってほしいんですけれども、それぞれの考え方があると思いますので、今後も動向を注視しながら、対応、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  中国には今かなりの量が出ていますので、それは後で、資料は資料として恐らくどこかにありますので、調べながらいずれ注目していただければなと思います。 それと、伐期に達しておらない木材を伐採して、そこは皆伐しただけで、植栽がされておらないというのが、最近、特にその地域に限って多く見えますが。 ○議長(黒澤芳彦)  長崎議員、そうすると、それ3番の伐採から植栽までの循環型社会の形成に入ってくるんじゃないでしょうか。 ◆13番(長崎克彦)  国産材と外材の比率の。 ○議長(黒澤芳彦)  状況で。 ◆13番(長崎克彦)  国産材のことで今言っているんですが。 ○議長(黒澤芳彦)  利用状況なので、今のやつは(3)の伐採から循環型の形成のほうに…… ◆13番(長崎克彦)  じゃ、今のは取消しして。 ○議長(黒澤芳彦)  はい。 ◆13番(長崎克彦)  国産材が出ているという動きをまずそれで分かりましたし、当局も認識しているようですので。 それで、林業の従事者の状況、やはりここには北鷹高校に緑地環境科ですか、それで大学校にも入学されていると思うんですが、そういったようなPRをどのようにしているのか。それとやはり80%以上の森林のある地域ですので、もっと関心を多くの方々に、森林に対する関心を持ってもらいたいなと思っておりますので、やはり高齢化しているというふうな話をよく聞きますけれども、これについての考え方はどのように思っているのか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 ◎市長(津谷永光)  産業部長が。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  まず、1点目の北鷹高校、こちらのほうは市長答弁のとおり、緑地の生徒方といろんな授業の中で交流しておるほか、今年度であれば、北鷹高校、その方々だけではない、全体のほうに農林業含めて説明会を開催しております。 それから、農林大学校なんですけれども、こちらのほう、直近ではうちほうから3人ほど入学しており、徐々にではありますが、若い人方も就業できる環境を少しずつというか、今後どんどん増やしていきたいと考えております。そのために、市のほうでもこちらの大学に入るための補助金、また県のほうからも就業準備金などの制度もありますので、ここら辺をPRしながら、高齢化どんどんなるわけですけれども、若い人もどんどん入れるようにPRしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  もう一つ、高齢化対策というか、少なくなってくることに対しての。今のやつで足りますか。 ◎産業部長(佐藤栄作)  今ので、もし何かあればまた来てもらえれば。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  どこの産業も高齢化して若い人がいないというのは共通しているわけですので、やはり行政が率先してPRして、昔は林業科であったわけですが、やはり優秀な方も入っているはずですので、山に関心のある子供たちを大学校に入学、今、2人、3人が行っているみたいですけれども、事例をもっと増やして、ただ、あそこ、寮がないはずですので、通勤している方、あるいはどこかにアパート借りたりしている方もいらっしゃると思うんですが、そういうのを含めて、北秋田市の林業をもっと上を向くような形にするためには、若い人がやはりこれから大事になってくると思いますので、これは答弁は要りませんが、いずれ学校のほうといろいろ協議してください。 次、3)、さっき言われた伐採から植栽までということで、全部の地域じゃないわけですが、まず伐期が何年というふうに、植栽からもちろん育林もしているし、何年生に捉えているものですか。そこら辺、その地域によって成長の度合いはもちろん違うわけですけれども、一般論としてお答えください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長が。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  一般的な話になりますけれども、50年程度と理解しております。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  50年というふうな伐期ですと、1万ヘクタール造林というのを佐々木喜久治知事かな、小畑さんの時かな、県内の各地域振興、そのときは地域振興局じゃなかったわけですが、競い合って1万ヘクタールを植えましょうと。だから、適地適木じゃなくて、尾根にも植えたり、様々なことをやった経緯がありますけれども。 50年というと、植えた当時の木材が50年経過しているということです。それで、人によると思うんですが、やはり60年ぐらいに達しないと、木材としては有効価値がちょっと減るよというふうなことも言っていますが、50年という認識であれば、そうすれば、順次伐採していかなければならないわけですけれども、その点の考え方は、年間どのぐらいのペースで伐採、そしてまた再造林、育樹、そしてまた50年を待つと。それは毎年続けていかないと意味がないわけですので、その点についての考えをお知らせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長が。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  すみません、先ほどの50年というのは一般的な計算ですけれども、実は私ごとになるんですけれども、私も生まれて坊沢の初孫で、当時森林しております。私は今56歳なので、当然50年超えているわけですけれども、途中から、変な話すれば、山の管理などが非常におろそかになったという表現が正しいのか、もうからないのであんまり手をかけなくなったというのが現状で、実際に50年でいい杉はできていないというのがほとんどの森林なのかなというふうに、すみません、考えております。 なので、今後、長崎議員がおっしゃったように50年でなく、多分ものによっては60年とかにならないと実際には利益は取れないのかなと。ただ、一方で、小さい小径木であっても、比較的値段が高い頃もありましたので、そこら辺は所有者の意向など、それからそこの山の状況などを確認しながら伐採、それから植林とかに関しては、当然、全部伐採すれば森林法上問題ありますので、そこら辺は森林法との絡みもありますので、そこら辺を確認しながら、適切な山の管理のほうに努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  これは大変難しい判断ですけれども、いずれ杉のほうを伐採すると、植栽をしなくとも広葉樹が入ってきます。広葉樹は萌芽で、黙っていてもある程度生えてきますので。以前は杉と広葉樹との混交林という植栽も、適地適木というふうな形でやったこともあるけれども、今はそういうふうなこともやられていますか。混交林。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長のほうから。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  基本的に、植栽する場合は杉をメインに植えています。それから、広葉樹に関してはあまり手をかけないというか、天然更新の方は一般的にそういうふうになって、状況を見て不足分を、杉を植えたりというふうな対応になっていくというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  あまり同じことを聞いても前に進めないので、4)のほうに入っていきます。 それで、木材の利用が最近動きがいいよというようなお話しをしましたけれども、以前というか、これまでもですけれども、山間部に入ると歩道橋というか、作業道のようなものも木材で、そこの現場から調達して、必ずしもコンクリートとか、鉄骨とかそういったものでなくても結構耐えるということで使っておられます。 それと谷止工、あるいは堰堤工などにも、型枠材で間伐木を半分に、中心を入れて割ったものを防腐加工しながら、それを型枠して使っているのも、これ所管は恐らく皆さんのところではなく、県のほうだと思うんだけれども、実際使っているのは。工事そのもの。そういったことに対して、住宅以外ものにも結構木材は使われつつありますが、黙っているとコンクリート打設で、作ってしまうというふうなことになりますので、そういったようなことにも今後使っていただきたいなと思っていますが、当局の考えはどういうふうに考えているものなんですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長が。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  木材利用に関しては、先ほど市長答弁にあったとおり、公園内の木製ベンチなどを更新して、使えるところからやっているわけでありますけれども、今、長崎議員から提案があったとおり、木橋なども含め調査結果し、使えるものは木材の利用促進につなげていきたいと考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  まず、谷止工の型枠材には非常に有効ですので、それをそのまんまにしておいて、あと腐食するまでということで、取り外ししなくてよろしいわけですから、それは一部にまだありますし、実際やっておりますので、それを参考にしていただければなと思います。 あと5)植樹・育樹祭の話については先ほど聞きましたので、②のほうに移動します。 国立市との状況ということで、大変いいことをやっているなと。環境譲与税、都会は脱炭素の時代に入ってきておりますので、こちらの譲与税、あっちのほうの譲与税ですか、こちらから酸素を供給してやってということで、市長は記者会見したりしておりましたので、これをずっと継続してやって、今コロナのときですけれども、継続してほしいなと。 面積も当初は約2反歩くらいかな、0.2ヘクタールでしたので、植栽したのは。こういうのも毎年できれば植栽をし、あるいはある程度になったら下刈りをし、あるいは間伐をしという形で、いわゆるさっき言ったような、順繰り順繰りいくような形のことを毎年やって継続しないとあまり意味が出てこないので、これも一つ、国立市ばかりじゃなくて、今後は別の市とやるかもしれませんけれども、ぜひ今後も継続してほしいなと思いますが、それに対するお考えはいかがなものですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  国立市とは、市長答弁のとおり、本年3月25日に北秋田市と森林整備の実施に関する協定を結んでおりますので、この中で、担当者のほうとこちらと密に協議して、森林環境譲与税といっても税金ですので、有効活用できるようにしてまいりたいと考えております。 それから、国立市以外のことになるんですけれども、こちらのほうも、すみません、チャンスがあれば幾らでも市として受けられるぐらいの森林は持ち合わせていると思いますので、検討してまいりたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  ぜひよその都市のほうで、木材、山林、特に森林に対する、ここは森吉山を中心にして森林、森林ですので、とにかくよくPRしながら、都市部との交流を一層、国立以外の市とも進めてほしいと要望しておきたいと思います。 2)の森林所有者に対しての経営管理権集積計画、先ほど市長のほうから、令和元年には西部地域、令和2年には小森地区、そして今年は七日市というふうな形で、調査、アンケートのような、所有者に対して結果を実施していくということで、まず例えば西部地域、最初に実際行ったわけですが、その結果、自分でやるよと。管理運営も含めて。あるいはまた第三者にお願いしたいと、管理できないというふうなことで。管理できないというふうなデータの数字があるとは思うんですが、それは大体何割ぐらいになっていますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  農林課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  農林課長。 ◎農林課長(三沢聡)  前山、黒沢地区につきまして、森林経営意向調査を実施しましたところ、全部で対象が215名でございました。回答をいただきましたのが138名となります。自ら管理をされるという方が14名、市に委ねたいという方が107名です。残りがその他ということになっておりますので、比率はちょっと数字出しておりませんけれども、数字としてはそういう状況でございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  個人で大きな山林を持っている所有者は、それなりに年齢がずっと、樹齢も伐期に達しているものやら、最近植栽したものやらあると思うんで、それはそれとして計画的にやられていると思うんですが、最近、山を昔、分収したり、個人でちょっと買い求めたりしたのは、なかなか手入れが、最近の若い人は山に関心があまりないということで、手薄になってきています。 そういうことではやはり北秋田市の取り巻く状況が、山林が圧倒的ですので、やはりみんなで知恵を出して、特に行政、あるいは木材関係、森林組合であれ、何々造材であれ、いろんなところがあるわけですので、そういったところにも委ねたり意見交換したりして、やはり北秋田の森林をもっともっといい方向に持っていくということをお願いして、要望としておきます。 それで1のほうはこれで閉じます。 次、2の災害(自然)についてなんですが、今、1)のハザードマップと改正災害対策基本法についてなんですけれども、今、ハザードマップは更新中というふうなお話でしたが、なかなか一般市民はそういうものを持っても、うまく活用できればいいんですが、せっかくいいものがあってもなかなかできないので、さっき市長がお話あったかな、広報とかあるいは防災ラジオとかを含めて、いろいろPRしていきたいとふうに私は受け取りましたけれども、その点についてもう一回だけ、どういうふうな形で住民にPRしていくのかということを教えていただければなと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、総務課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(松橋みどり)  お答えいたします。 先ほど市長の答弁の中にもございましたが、まずは5月20日に改正された内容については、ホームページでお知らせをしております。そのほか、新しく更新する防災マップにも掲載する予定でございます。今までの防災マップについては、避難情報等の警戒レベルごとの情報がちょっと詳しく載っていないというところもありますので、このたびの更新する防災マップにはその点をきちんと掲載した形で、避難準備、避難情報に応じた避難をしていただくことをお願いしたいというふうに思っております。 そのほか、出前講座も実施しておりますので、そちらの際にも周知を行ってまいりたいというふうに考えております。あとは防災ラジオ、こちらのほうでも機会を設けまして、周知には十分な体制で行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  立派なハザードマップができて、そういうふうなPRをしながら住民に普及させていくと。いざという有事の際は、全ての方がどこへでも避難をできるように、迅速に避難ができるようにということで期待をしております。 次、2)のほうの避難所の設備、先ほども市長からもあったわけですが、停電になったときの発電機とか、あるいは今ファンヒーターなので、冬はそんなにないと思うんですけれども、停電になっちゃうとストーブも簡易式のストーブというか、電気の要らないストーブが必要になってくるのではないのかというふうに思っております。特に私の地域で言うと、公民館が大きな地域の避難所になっていますが、あそこのホールに入ったときに冷房が全くないので、そういったところに随時設置してほしいなとは思うんですが、暖房は恐らくどこの地域にもほとんどついているのかなと思います。ただ、停電のときはまた別になるけれども。 それで、冷房装置について、1年にそんなに何か所も多くできる、これは後のほうになるのでまた議長に注意されるから言いませんけれども、今現在、公民館とかのでかいところのホールなどには、冷房のそういった、いざという有事の際のときの装置として設置すべきと考えるが、どのようなものですか。教えていただければ。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、総務課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(松橋みどり)  お答えいたします。 今、長崎議員からご指摘がありましたように、指定避難所になっているところは、既に冷房施設等完備している場所もございますが、それ以外のところで冷房がない施設もございます。そちらの対応として今考えているところは、大型の扇風機等を購入して、夏場の暑い時期の対応に備えたいというふうには考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  公民館の大ホールに大型の扇風機というと、天井扇になるんですか。どういうふうな形のものを考えているというか、1つや2つとかでは足りないものではないのかなと思うんだけれども、どういうふうに想定されますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、総務課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(松橋みどり)  お答えいたします。 今考えているのは、設置型というよりは避難所が開設された際に、例えば備蓄しているものを避難所開設のところに持っていって使っていただくというふうな、移動式のものを考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  それで十分であればそれにこしたことありませんので、いずれ冷暖房、停電時の対応など、よろしくお願いしたいと思います。 3)防災ラジオはかなり普及してきているということですし、あと今、圏外区域は解消されましたということでしたので、全地域にラジオで、大変あれは助かっていると思います。いずれそういうことで、大いに利用価値を、できるだけ早く100%に近い普及をさせてほしいなと、こう思います。 4)の自主防災組織の結成なんですが、自主防災だから自分方でやるというふうなことだと思うんですけれども、今、実際できている箇所は43だったかな。それで今後も1年に4件、5件ほどできてくるかもしれませんけれども、それには補助金など、いろんなものを買うための補助金などがありますが、それは上限はどのぐらいでしたっけ。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(松橋みどり)  お答えいたします。 自主防災組織を結成していただいたときに、市でお出ししている補助金は2つございます。1つは、結成時1回のみですが、そちらは資機材の整備として活用していただきます補助金となります。そちらは金額は20万円に、その組織の世帯数に1,000円を掛けたものを補助しておりますが、上限は40万円となっております。 あともう1つは、結成して以降、例えば防災訓練だとか、防災計画を立てたものとか、チラシとかを作成していただいた活動支援ということで、世帯数に200円を掛けたものを補助金としてお出ししております。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  20万円というふうな基本金額があるみたいですので、それでまず調達して自主防災組織を運営していく。ただ、例えば町内会館とかというところで結成したときに、その町内の人方だけが入ってしまうと、機材器具を置く場所がなくなるということも可能性としてありますので、その建物の外に、どんな建物でもいいわけですが、そういう、さっき市長が言ったような停電時の発電機だとか、ヘルメットだとかそういった、あるいは簡易式のストーブだとか、一時ストックしておくような建物が欲しいというふうな声が非常に多く出ていますが、それはまた今の20万円の中だけでは恐らく建物というか、建物にもいろいろあるわけですので、プレハブもあるし様々、そんなにでかくなくてもよろしいわけですけれども、そういったものの考え方はないのでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。
    ◎総務課長(松橋みどり)  お答えいたします。 現在、物資、機材の保管場所につきましては、自治会館、または組織の代表者のお宅などに、各組織によって異なって保管していただいています。それは各自主防災組織の実情に応じた形で保管していただくようにお願いしているということでございます。 今お話しにありました、自治会館等が狭くて機材の置き場所がないということへの助成につきましては、既に結成している団体や、今後結成の意向を示している団体へのアンケート等、調査を行って、実態を把握した上で検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  そうすれば、これからつくる組織に対しては、いろいろと協議しながらアンケート取ったりして、それに対応してやっていくよと。こういうことだと思いますので、そういうふうに理解をしておきます。 あと、備蓄の関係は、水とかあるいは軽度の食料というか、そういったものまで備蓄はできるということだと思うんですけれども、それについてはどういうふうに考えればよろしいですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(松橋みどり)  お答えいたします。 各自主防災組織の備蓄の状況については、こちらで物資、資機材の補助をしたものについては把握してございますが、各個々の組織の備蓄状況については把握しておりませんが、そちらの各防災組織の防災計画にのっとって、そろえているのではないかというふうに思います。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  それでは、最後の5)番ということで、ここではほとんどないわけですけれども、大きな災害もないし、電柱が土砂崩れで電柱が倒れて、交通が遮断されて物資の輸送ができなくなったなんていうことは、ほとんど俺も想定ができないわけなんですけれども、電柱がないと大変これはいいわけです。 ただ、所管そのものの大本はたしか国交省のほうのはずなんで、そういったところと協議していかなければならないわけですし、今、隣の大館のほうでもいろいろ、主要なところで考えているようですが、もし、うちのほうでそういう地域をやってもいいよという予算化をされた場合は、どういったところを予想してよろしいですか。 というのは、今、伊勢堂岱遺跡なんかは非常に景観の問題も問われてきていますので、空港からあそこまでは電柱をなくしていくとか、そういったものも考えられるわけですけれども、いずれどういうふうなことを想定しているものですか。これ最後の質問にしたいなと思っています。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、建設課長のほうから。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長(藤原甚英)  無電柱化ですけれども、あくまでも新設される道路に関して、計画化にのっとって進めていきたいんですけれども、議員おっしゃるとおり、今現在、縄文遺跡のほうには電柱のほうはあまり立っていなくて、小ケ田自治会を中心に立っているところでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  13番 長崎 克彦議員。 ◆13番(長崎克彦)  あと言わないと言ったけれども、まず話は分かりましたが、空港から区間はほとんど見えないと、小ケ田の集落の中は従来どおりだと思うんで、それはそれで。 いずれそういうのも将来は検討しながら、これは都市計画のほうで景観、様々なことを言われてきておりましたので、いずれ遺跡のほうも指定を7月には受けると思いますので、そういうふうなことの機運が高まって、予算がついて新しくなった道路には、やはり電柱のケーブルは地下を行くと。ただ、コストが非常に高くなるというふうなのが出ておりましたので、そういうことを申し上げて、私からの一般質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、13番 長崎 克彦議員の一般質問を終わります。 ここで、板垣  淳議員にお聞きしますが、続けますか。それとも、1時からにしますか。 ◆14番(板垣淳)  議長の指示に従いますが、もしやるのであれば、途中で区切らないで最後までやる。 ○議長(黒澤芳彦)  最後までやりますけれども、どうしますか。 ◆14番(板垣淳)  議長の指示に従います。 ○議長(黒澤芳彦)  そうすれば、昼食のため1時まで休憩いたします。   (休憩)                    (11時39分) ○議長(黒澤芳彦)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。   (再開)                    (13時00分) ○議長(黒澤芳彦)  一般質問を続けます。 14番 板垣  淳議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆14番(板垣淳) (14番 板垣  淳君登壇) 一般質問をします。 1、コロナ対策についての①今後の経済対策はどういうことを考えているか。 さきの第2回臨時会で、コロナ禍における経済対策事業が計上されたところですが、そのほかに今後、実施する事業として、どういうことを考えているか、また、その中で市民に商品券の無償配布、あるいは、昨年度も実施したプレミアム付商品券の販売を行う考えがないかお聞きします。 ②ワクチン接種の見通しについて。 医療従事者は優先接種であったため、当然、訪問看護師も接種し終わりましたが、訪問介護士は優先ではありません。居宅を訪問して患者に接遇するという点では全く同じなのにです。そこで、訪問介護士、高齢者施設の職員、教職員、保育士の接種の見通しはどうなっているかお聞きします。 併せて、先月、厚労省が接種対象に加えるとした12歳から15歳の接種はどうするのかもお示しください。 この質問を通告してから2週間が経過し、状況が変化しているかもしれません。最新の状況をお答え願います。 ③人員拡充が必要でないか。 ワクチン接種については、担当課をはじめ全ての部署から動員されて、全庁挙げて取り組まれています。その献身的な業務遂行に心から敬意を表するものでありますが、担当課はなかなか休みが取れない、動員をかけられた他部署の職員は、本来の業務にしわ寄せがいくという状況になっているようです。これは、毎年毎年、人員を削減してきたツケであり、大規模な地震や水害などの災害が起こったときに、これで対応できるんだろうかと心配になります。災害時においても、行政サービスをしっかり果たすためには、これ以上、職員を削減すべきではないと考えます。そのことを職員定員適正化計画に反映させるべきではないでしょうか。答弁を求めます。 2、マイナンバーカードについて。 昨年12月議会における市長答弁と広報21年3月号の整合性を問う。 昨年12月議会の一般質問で、次のようなやり取りをしました。 私が、市から、2021年3月からマイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになりますというチラシが来たが、本当にそうなるのかと聞いたところ、担当部長から、市民病院も3つの診療所も当面そうはならない旨の答弁がありました。そこで、再質問で、市民に周知するものについては、北秋田市の実態に合ったものを知らせるべきだと求めたところ、市長は、国から来たものはそしゃくして丁寧に知らせることが必要なので、今後、市民に周知するものについては、しっかり確認してから送付すると答弁しました。その後、広報3月号に、3月からマイナンバーカードの健康保険証利用が始まりますという、以前と全く同じ記事が掲載され驚きました。そこで、お聞きします。 1)市民病院と3診療所において、広報掲載のとおり、3月からカードの保険証利用が行われているのですか。これについては、今議会の初日、診療所会計の補正予算の説明で既に答えは明らかでありますが、通告したものでありますので、答弁を求めます。 2)誤報を周知したことになるのでないか。 3)市長答弁と広報記事に整合性がないことになるのではないか。 一括しないで、一つ一つご答弁ください。 最後3つ目、ヤングケアラーについて。 実態調査が必要ではないか。厚労省の昨年の調査によれば、中学2年生の5.7%が世話をしている家族がいると回答し、ヤングケアラーが社会問題として注目されるようになりました。県単位では、埼玉県、市町村単位では、南魚沼市や藤沢市など、幾つかの自治体で実態調査をして対策に乗り出しています。当市でも、まずは調査をして、実態をつかむ必要があるのではないでしょうか。 以上、答弁を求めて、壇上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの板垣 淳議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1、コロナ対策についての①今後の経済対策はどういうことを考えているのかとのご質問であります。 先日の会派代表質問で、みらいの佐藤議員にお答えいたしましたが、これまで実施してきた事業のうち効果の高い事業については、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 次に、②のワクチン接種の見通しについてのご質問でありますが、北秋田保健所管内の感染者は、4月以降、報告されておりませんが、施設内のクラスターを防ぐために医師団の協力の下、サテライト医療機関である高齢者・障がい者施設、介護事業所、保育施設の従事者に対し、優先的にワクチン接種をしており、接種見込数は、高齢者等施設職員1,508人、保育施設196人、計1,704人の予定であります。 教員につきましては、今後、教育委員会と協議してまいります。 12歳から15歳の接種につきましては、対象者は796人で、保護者の同伴が必要となることから、医師団や教育委員会と協議し、速やかに進めてまいります。 次に、③の人員拡充が必要ではないかとのご質問であります。新型コロナウイルス接種事業を進めるに当たり、全庁挙げての協力体制で事業を実施しているところですが、負担がかかっている職員もいることは把握をいたしております。職員の定員適正化については、4月現在の職員数は463人で、第2次職員定員適正化計画の目標数である480人を大きく下回っております。また、働き方改革の推進として、時間外勤務の縮減や休暇の取得推進など、職場環境改善に取り組んでいる最中でもあり、第3次職員定員適正化計画の策定に当たっては、原因ありきではなく、前の全計画を検証しつつ、必要な職員数について検討をしてまいります。 次に、大きな項目の2、マイナンバーカードについての①昨年12月議会における市長答弁と広報3月号の整合性を問うとして、1)から3)については、関連がありますので一括して答弁いたします。 現在、マイナンバーカードの健康保険証利用については、市内3診療所は令和4年4月の導入に向けて準備を進めているほか、北秋田市民病院については、令和3年10月まで整備予定と伺っております。 広報3月号の掲載内容は、「令和3年3月(予定)から、医療機関や薬局などでマイナンバーカードを健康保険証として順次利用できるようになります」や「開始時期は医療機関や薬局によって異なるため、各医療機関にお問い合わせください」となっております。 広報掲載の趣旨は、北秋田市民病院や市内診療所に限らず、全国の医療機関等での保険証利用が順次始まることから、健康保険証として利用するためには、事前の利用申込みが必要というお知らせであり、以前の答弁内容とのそごはないものと認識をいたしております。今後、市民に周知するものについては、しっかり確認してからという答弁についても変わりはありません。 次に、大きな項目の3です。ヤングケアラーについての①実態調査が必要ではないかとのご質問でありますけれども、当市においては、これまでに支援が必要な相談事例や報告等を受けていないため、調査は行っておりませんが、ヤングケアラーについては家庭内のデリケートな問題のため、表面化しづらく、状況の把握が困難であると考えております。今後は、国や県、他の自治体の動向を踏まえながら、調査方法等について検討をしてまいります。 以上が、板垣  淳議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  順番に再質問していきます。 プレミアム付商品券の販売を行う考えはないかとお聞きしました。答弁がありませんでした。答弁をお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 コロナが終息した後、地域経済を回復するためには、市としても後押しすることが必要だと考えてございます。これまで経済対策として行ってきました事業の中で、全ての事業が効果的であったとは考えておりますけれども、その中でも、宿泊者半額応援事業、それから、議員がおっしゃいましたスーパープレミアム付応援チケット事業、それから、観光文化施設無料招待事業、こういったものが考えられるかと思います。現在、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の動向が不透明となってございますので、財源として見込めるかどうか、これからちょっと注視していきたいと考えてございます。それを踏まえて検討していきたいということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  財源のことを言うんだったら、私はこういう反論したくなりますよ。何も使わない東京往来の補助金、この間、予算化してだよ。私が、今、東京に行ける状況じゃないという話したら、しばらく使いませんと答弁したじゃないですか。実際、使っていない。使わないものを予算つけて、市民が望んでいる商品券には財源を理由に先送りする。私、本当に市民のことや地域の経済のことをあんた方、真面目に考えているのかと言いたくなりますよ。市長、これね、極めて政策的な問題なので、事務方でなくて市長、答えてください。 私、3月議会のときに、上小阿仁のこと言いました、昨年、現金2万円、全村民に配ったと。今年は、新聞でも大きく出ていましたが、2万円分の商品券、これを全住民に無償配布しているんですね、上小阿仁は。それから、大館市、鹿角市、小坂町、昨年もやったプレミアム付商品券、今年もみんなこれどこでもやっています。北鹿地方でやっていないの北秋田だけなんですよ。やりましょうよ。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほどもお話ししましたけれども、効果のあるものに関しては、それは臆せず進めていきたいなと思っております。したがいまして、これまでの効果の検証をしていかなければいけません。また、ばらまきであってはいけないわけでありますので、そういう意味では、先ほど政策監が申し上げましたように、これまでの効果の検証、また、今、議員からお話ありましたように、こちらとしては100点満点とはないわけでありますけれども、それが、もしかすると、なかなか効果が表れないものがあった、そういうふうなことも、ご指摘もあるわけであります。したがいまして、その中で、まず効果が出るものに対してはやっていきたいなと思っておりますので、少し急ぎでの検証をさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  プレミアム付商品券は、昨年だけでなくてその前の年もやりましたが、昨年の決算委員会、当局何て言いましたか。大きな経済効果がありましたと総括したんですよ。何今頃になって、これから検証します、全然話おかしいじゃないですか。決算委員会でそういう説明もした、それから、私はたまたま産業建設の常任委員会なんだけれども、昨年、担当課からは、やはり大きい経済効果があるというふうに説明受けていますよ。既に検証しているじゃないですか。これから考えますということにはならないんじゃないでしょうかね。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 商品券を利用されて、それを使った方々も当然、効果はあると思います。また、その商品券を使われることによって、このコロナ禍で落ち込んでいる経済に対しても、そういう意味での効果はあると思います。ただ、あくまでもこれまでのコロナ禍においてのそういう、今度、非常に経済が疲弊している中、また、それぞれ所得の少ない方も含めてでありますけれども、そういう方々をこのコロナ禍の中で救っていくというような形での商品券事業でありますので、これまでやってきたスーパープレミアム、例えば、コロナ禍以外のときのスーパープレミアム事業と、また、今回のコロナ禍におけるプレミアム商品券事業、こういうものをしっかり分けて効果を検証していかなければいけないものと思っています。 したがいまして、当然、その決算委員会の中でも、効果はあったという話もありますが、今後、そういう意味では、我々北秋田市として、これまで、先ほど議員が言われましたように、様々な経済対策やってきているわけでありますが、それのやはり制度設計そのものも含めてでありますけれども、どうしたら、効果が出るものがと言っていたものの、やはり検証もなければいけないと思いますので、制度設計をしっかりした上での、また、新たな考え方というのがありますので、そういう意味では、検証はさせていただきたいと思っています。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  このことについては、これあと1回、最後にしますが、市長、制度設計と言ったって、さっき言ったように、当面使えないお金も予算化したでしょう、さっき言った中身ですけれども。そういうことをやって制度設計って、何か言うこととやること違うんじゃないのって言いたくなりますよ。いずれ、まずこのプレミアム付商品券については、やらないとは言わない、やるとも言っていないわけですが、検討するにしても急いでやってほしい。なぜかというと、定例議会ということでいうと、この後は9月、もし、そこで予算を提案したと仮定しても、それが議決になって、それから、商品券印刷したり、いろんな事務の手続やったりしていれば、もう雪降る頃になるんですよ。そうすると、経済対策なんて言っても、もう随分遅くなってしまうので、いずれ急いで検討していただきたいというふうに思います。 ③の人員拡充が必要でないかということについてお聞きします。 菅首相がワクチン、高齢者は7月末までに打ち終えるというふうに言ったこともあって、北秋田市も当初予定にはなかった土日も追加したりして、非常に頑張ってやられています。私心配しているのは、特に担当課が休日出勤して、本来であれば、それは代休で取ることになっているはずですけれども、代休も取られないという状況が続いているのではないか。本当に体が心配になりますよ。 ある全国新聞に、数年前に北秋田市役所を退職したある方の投書が載っていまして、ワクチンで市の職員からは疲れたという声もという、そういう投書が載っていました。これ見て私も非常にますます心配になりまして、こういう状況で、感染症は、恐らくコロナが収まっても、いつかまた別の感染症が来るというふうにも言われていたり、あるいは、地震や水害というのはいつ発生するか分からない、そういう中で、北秋田市がそういう大災害のときに、今の人員で本当に対応できるべか、心配だなというふうに思っています。 市長、そこはどう思っていますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  現在のコロナ禍の状況は、一種の災害下にあるという認識で、職員は大変、土日もいとわず業務に当たっているという状況にあります。一方で、災害時が常時続くという前提で職員配置をした場合、多額の人件費がかかってまいります。この兼ね合いというのが大変難しいところでございまして、そこ辺りも踏まえながら、質問にありました計画については、考えていく必要があるのではないかというふうに思っています。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  合併してからずっと職員減らしてきて、その対応として大きくいって2つあります。 1つは、非正規職員がどんどん増えてきたと、官製ワーキングプアという言葉がもう出てから久しくなりますが、最近は会計年度任用職員、今日の質問とは直接関係ありませんが、財政用語を労働者の身分に名前つけるという、誰が考えたか分かりませんが、人間としての温かみも感じない言葉だなというふうにも思っているところなんですが、いずれ正規職員減った分、非正規に置き換えてきた。 それから、もう一つは、外部委託が増えてきていますよね、委託事業。だから、人件費だけ見れば減ってきたというふうに見えても、委託費はやっぱり確実に増えています。中には、よくコンサル会社なんかに委託して、例えば、なんか小冊子作ってもらったりとかというのがよくありますが、中には、こんくれだら俺でも作れるのになというぐらいのものまであります。それに数百万かける、それが今の行政の実態だと思います。 私、確かに、さっき部長言ったように、人いっぱい雇っていれば、金なんぼあっても足りないという、それはよく分かります、そのとおりだから。だけれども、行政、公務労働というのを考えたときに、いざ何か災害とか何かあったときに、やっぱり行政、市役所、公務労働の場が足腰強くないと、やっぱり地域全部駄目になってしまうんですよ。だから、そのことはやっぱり今まで以上に強く持っていただいて、その適正化計画に反映していただければありがたいと思います。先ほどの市長の答弁で了としますので、よろしくお願いします。 次に、マイナンバーカードの市長答弁と広報の掲載の件でありますが、この今、私、持ってきていますが、これね、ここにまず私さっきしゃべったことが書いてある、下も、右も、右の下も、もちろん前のページも、北秋田市はこうです、北秋田市はこうですという記事なんですよ。ここだけ、北秋田市でないですよ。これ広報って北秋田市民に渡す冊子でしょう。何でここだけ北秋田市以外のことを書いていますなんて開き直れるんでしょうか。駄目ですよ、これ。 しかも、市長さっき答弁でそごがないと言いましたけれども、私、前回、一般質問したときに持ってきたこのチラシ、同じのもこの広報と、これは保険証配布なるときに一緒に入ってきたチラシ、同じなんですよ、これ。しかも、ご丁寧にこのうさぎの絵とか、これまでそっくりそのまま使っているんです。だから、私、最初1回目のときだけでも、これおかしいなというふうに指摘したのに、それに対して市長は、市民に知らせるものはちゃんとそしゃくして、実態に合うようなものにしてお知らせしないと駄目ですと、ここでしゃべったじゃないですか。それまた何もそれが反映されていないものが今回来たから、私、怒っているんですよ。何で市長がこの場で1回答弁したとおりに北秋田市は動かないんですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 板垣議員からもお話がございました。私の気持ちも代弁してみていただいたような、大変ありがたいお話でありました。 当然、北秋田市民向けの広報でありますので、市民の方々は自分たちがこういうふうに、こういう活用できるんだなというふうに捉えているかと思います。ただ、あくまでもこの今年の3月の広報についても、この3月(予定)ということで、このマイナンバーカードが健康保険証として国は使うようにしていますよということを含めた、そういう利用がきますよというお知らせであります。 議員からもお話がありましたし、私もこの場で一度、議員からご指摘を受けて、大上段にあるような話をした後でこういうようなまた書かれ方をしますと、議員から言われたようなことを本当に、私もなめられているのかなというふうな気もいたします。ただ、議員のご指摘はご指摘として、これからでもありますけれども、この間の代表質問でもマイナンバーカードの保険証の個人保護の関係の中で、議員からもお話がございました。市の3診療所を含めて、またこれをマイナンバーカードが保険証として活用できるという準備もしてきているというような話もさせていただきましたので、特に関心を持っていただいているマイナンバーカードにつきましては、このような取組みだけではなくて、もう少し、これまた間違ってしまうとまた、議員からもお叱り受けるわけでありますけれども、今後しっかりとした説明をしていけれたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  市長の言うことはよく分かるんですが、実は今、状況はそれよりさらに今一歩進んでいるんです。どういうことかというと、この3月から使えることになる予定です、もう予定じゃないんですよ、使えないということになったんですよ。これも、ウサギがぴっとかざすだけ、とっても簡単なんてしゃべっていますけれども、3月から試験運行やったらいろんな不具合が出て、データが出てこない、間違ったデータが出てくる、登録したのに登録されていないという表示がなる、これ厚労省が集計したら、全国で3万件以上こういうことが出てきて、それで10月に先送りしました。全部の新聞が報道していますので、市長もよくお分かりだと思いますが、例えば、これマイナンバーカード先送り、トラブル次々とか、大幅延期、それから、トラブル続き、10月に延期とかと、今、市長が答弁した3月の予定はもうなくなってしまって半年延期、今言ったように、全ての新聞が3月から予定できますって前もって記事に書いていて、そうならない、半年延期になったので、全部の新聞が訂正のようにして、これ10月からだよというふうに書いているんです。北秋田市の広報は半年延期になっても、いまだに1行も書いていないんですよ。これすぐ書かないといけないじゃないですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、市民課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  市民課長。 ◎市民課長(小笠原武)  ただいまの質問についてお答えいたします。 今回の広報の記載内容につきましては、マイナンバーカードは健康保険証として利用するために事前申込みが必要という部分の周知をまず兼ねて、今回は掲載させてもらいました。今後、今現在、議員指摘の部分については、他市とも調査しながら、今後、まとめた形で記事掲載ということで出したいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  もう社会そういう状況じゃないんですよ、もう。延期になりましたとお知らせしないといけないのじゃないですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、市民課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  市民課長。 ◎市民課長(小笠原武)  ただいまの質問についてお答えいたします。 大至急その辺について調査しながら、記事掲載等を載せていきたいと思います。あと、先ほども申しましたけれども、今回の広報の内容につきましては、マイナンバーカードを健康保険証として利用するための事前申込み、その辺の周知ということで、ひとつご理解をお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  何回も課長がそう力説するので、そういう意味で書いたというふうに課長の気持ちは十分酌みたいと思いますが、市民は決してそうは受け取らないんです。こういうふうに書かれると、市民病院とか、診療所とか、開業医で、もう3月から使えるんだべなと普通は思うんですよ、こういうふうに書かれると。だから、もっと親切な、分かりやすい書き方をして、さっき言った10月からに延期になったということも含めて、私は次の号にぜひこれ載せないと、もうまずいんじゃないかというふうに思って、くどいようですが、もう一回質問します。 市がこの広報に載せるべきは、これまでどおり健康保険証で受診できますよ、あるいは、北秋田市内では、3つの診療所において来年の4月から使えるようになりますよとかという事実を書かないと駄目ですよ。市民は、よく分からないんです、このマイナンバーカードという仕組みが分からなくて、健康保険証とひもづけたと、今度は健康保険証、使われなくなるのかとかと心配している人いっぱいいるんですよ。そういう市民の疑問に答える周知、これをぜひやるべきであって、課長が言ったように、マイナンバーカードでこういうふうにひもづけにできる、そういう仕組みですというのをお知らせしたいということで書いたと言いますけれども、それ以上に私が今言ったようなことのほうが、市民にとっては大事だと思うんです。くどいようですが、もう一回、次の号で訂正なり、あるいは、もっと親切な周知なりをする考えはありませんか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、市民課長から答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  市民課長。 ◎市民課長(小笠原武)  お答えいたします。 ただいまのご意見について、こちらのほうで市民にもっとこう分かりやすいような感じで、内容を精査しながら記事掲載ということで進めたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  マイナンバーカードが普及しない理由、私、前にも言いましたけれども、公文書を改ざんしたり、隠蔽したり、そういう政府に自分の情報を預ける怖さ、相手を信頼できなければ個人情報なんて預けるという気になりませんよ。私、前回のときは、私の家の玄関の鍵を泥棒さ預けるようなものだという表現まで言いましたけれども、なかなか進まないから健康保険証とひもづけして、病院にかかるとき、人はマイナンバーカード持ってなければ、かかられなくなるように、そうやって強引に一方の方向に持っていこうという、この政府のなんと姑息なやり方。私は、市の職員であれば、政府のそういうやり方だけではなくて、やっぱり市民の側に立って、さっき言ったように必要な情報をきちんと提示する、こういう姿勢が大事だと思いますので、今、課長が言った答弁で分かりましたので、そういう観点でぜひお願いしたいと思います。 最後、ヤングケアラーについてです。 これもし調査するとすれば、すみません、担当ってどこになるんでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  福祉課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  早期発見と把握が必要であることから、福祉、介護、医療、教育関係機関、あるいは、民生委員、児童委員へのヤングケアラーに関する研修なども必要になってくると思います。福祉課、あるいは、高齢福祉、あるいは、包括支援センター、そのようなものを抱えている健康福祉部のほうで対応するべきだと考えています。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  介護保険制度ができて今年で21年目、介護が必要になったときに、社会全体で見るということで始まった介護保険。保険料は当時の2倍以上になったのに、子供が介護を担う、これが社会問題になるとは、私、夢にも思わなかったですね。さっき壇上でも言った厚労省の調査、中学校2年で5.7%、高校2年で、高校生、ごめんなさい、言わなかったんですが、高校生の場合は4.1%。この4%、5%という数字は、1クラスに2人ということになるんですよ。私、北秋田市では、恐らくそんなにはいないだろうというふうに、私の感覚では思っているんですけれども、でも、決してゼロではないんだろうなというふうにも思えるわけです。 これ難しいのは、課長ご存じだと思いますが、例えば、実態調査するときに、あなたはヤングケアラーになっていますかとか、大変ですかとか、勉強に支障ありませんかとかと聞いただけでは、実態反映にならないだそうです。なぜかというと、本人に、本人というのは中学生、高校生、本人にその自覚がないからなんです。家のことは頑張ってやるのが私の務めだというふうに、その心意気は立派なんですが、そういうふうに思ったりとか、勉強がやらないのは自分のなまけ癖のせいだというふうに自分を責めたり、そういうことがあるので、単純なアンケートというわけにはなかなかいかないそうですので、ぜひこれ医療の専門家とかも含めて、市役所の関係する部署はもちろんですけれども、市役所以外の専門家の人も含めて、何というか、検討会を立ち上げて、この対策に当たっていくということが必要でないかと思いますが、担当の意見を聞かせてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、再度、福祉課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  福祉課長。 ◎福祉課長(小笠原隆)  福祉、介護、医療、教育関係機関、民生委員、そのようなものを含めまして、まずは研修等、学ぶ機会を設けたいと思っております。当市においても、国や県、他の自治体の動向を踏まえながら、あるいは、外部の専門機関など、そのようなものを取り囲んで、対応に当たってまいりたいと考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、14番 板垣  淳議員の一般質問を終わります。 ここで説明員の席の移動のため、暫時休憩いたします。   (休憩)                    (13時41分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。   (再開)                    (13時43分) ○議長(黒澤芳彦)  次に、7番 福岡 由巳議員、無会派、ご登壇ください。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 7番、無会派、福岡 由巳であります。 通告2点であります。 最初に、ちょっと確認だけさせていただきたいと思います。 これから質問します地域公共交通利便増進実施計画というのを、実施計画というふうに話したいと思います。それから、今あります地域公共交通網形成計画というのはありますけれども、これを網形成計画というふうに話したいと思います。それから、地域公共交通活性化協議会というのがありますけれども、活性化協議会というふうに話しさせていただきたいと思います。 それでは、質問させていただきます。 1、北秋田市地域公共交通について。 ①北秋田地域公共交通利便増進実施計画について。 1)策定の趣旨、目的について。 実施計画は、去る3月23日、活性化協議会において承認されたと報道されています。実施計画は、網形成計画を上位計画と位置づけ、策定したとされています。しかし、実際に読んでみますと、網形成計画との継続性が見られない点が幾つかあります。この実施計画を成案にするために、どの機関で検証し、策定されたのか、そして、その策定の趣旨、目的は何かお尋ねいたします。 2)実施計画を吟味することについて。 網形成計画の課題に掲げられていた地域間格差や高齢者への対応など多岐にわたり、今度の実施計画には反映されていません。再度、吟味して大幅に改定すべきと考えますが、答弁を求めます。 3)具体的課題を改善することについて。 次の点については、具体的に改善すべきと考えますが、当局の考えをお尋ねします。 (1)地域間格差の解消を図ること。 (2)高齢者免許返納者への交通サービスを十分に行うこと。 (3)観光振興・健康増進施策等との連携を十分に行うこと。 以上について、当局の考えをお尋ねいたします。 大きい2番、財産区管理について。 最近、ある財産区管理会において、自治会からの区有林売却要望についてを最終的に管理会において全員一致で議決しながら、その後、前に進まないとの話を聞きましたので、これに関連しながら質問をいたします。 ①財産区管理に対する法体系について。 1)法体系はどうなっているか。 北秋田市の各財産区管理会は、地方自治法第294条から第297条の下、北秋田市各財産区管理会条例、ほかに財産区有林に関する条例などにより機能しているものと考えますが、それ以外に適用される法令等があるか確認したいと考えますので、ご説明いただきたいと思います。 2)財産区管理会の事務の在り方について。 財産区は、地方自治法の規定に基づき、特別地方公共団体であり、地方公共団体である市とは人格を異にしており、地方自治法第295条により、例外的に財産区議会や総会が設けられる場合もありますが、北秋田市の場合は設けられていないことから、財産区の住民の意思を運営に反映させるために同第296条の2の規定に基づき、財産区管理会を設置しています。このことから、執行機関は市長であり、議決機関は市議会となり、このため市長は財産区管理者となり、財産区の事務は市の職員が携わることになると理解します。 そこで、最近、財産区の財産の管理処分など、事務に対する問題が指摘されています。担当部局には、事務の在り方について改善すべき点はないか、お尋ねいたします。 以上、壇上からの質問にさせていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの福岡 由巳議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の北秋田市地域公共交通についての①北秋田市地域公共交通利便増進実施計画についてとして、1)と2)については関連がありますので、一括して答弁させていただきます。 実施計画については、公共交通事業者、関係行政機関、利用者代表などを委員とする北秋田市地域公共交通活性化協議会において策定をいたしております。また、実施計画は、網形成計画のうち、公共交通の再編を目的に策定しており、網形成計画の内容を全て網羅するものではありません。なお、改定につきましては、社会情勢と計画の進捗状況を踏まえ、対応をしてまいります。 次に、3)のご質問でありますけれども、交通弱者に手を差し伸べることは、公共交通政策の役割の一つであると認識をしており、地域間格差についても利用需要を踏まえたデマンド交通の導入などにより、解消に努めてまいります。また、障がい者等を対象とした外出支援サービスは既に実施しておりますが、高齢者や免許返納者に対するサービスについては、既存サービスの要件緩和を含めた支援策を検討をしてまいります。 観光振興との連携につきましては、大館能代空港、JR、秋田内陸縦貫鉄道など、主要な交通機関との連動性を確保しつつ、点在する観光資源を動線で結び、周遊観光が可能となるよう、公共交通の視点にとらわれることなく、利便性の向上に努めてまいります。また、健康増進施策等に関しては、公共交通を利用していただきながら、市民の健康づくりや生きがいづくりなどの活動が開催できるよう、細やかな情報発信に努めてまいります。 次に、大きな項目の2の財産区管理についての①財産区管理に関する法体系についてとして、1)のご質問でありますが、議員ご案内のとおり、財産区に関する法令は地方自治法であり、この法律に基づく財産区管理会条例と財産区有林に関する条例などが制定されております。 次に、2)のご質問でありますけれども、地方自治法第295条の規定は、財産区の議会または総会について定められておりますが、当市においては、地方自治法第296条の2に基づき、坊沢、綴子、栄、七日市、米内沢、前田、阿仁合、大阿仁地区において、条例を定めて財産区管理会を設置しております。財産区管理会の事務は財政課において行っておりますが、条例の規定に基づき、適正に処理しています。 以上が、福岡 由巳議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  1)についてでありますけれども、3月23日に活性化協議会で承認されたというので報道されておりますけれども、ここにおいては住民からの意見というのは、どういう内容のものがあったでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁いたします。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  23日の協議会の中では、原案が示されて、住民代表者も含めまして、その中から特に異論はないまま承認をされるという決定をいたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  意見がなかったというようなことでありますが、実施計画は、当日、活性化協議会には配付されてあったんでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、総務部長。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  案という形で配付されてございました。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。
    ◆7番(福岡由巳)  委員の方は6月になってから届いたということでしたけれども、この点については、これ間違っているんですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  3月23日の会議のときは、あくまでも案でしたので、成案になったものをきちんとして、6月になって配付したということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  素案という形できちんと整理されたものを配付されたのでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  3月の協議会では、たしか素案という名称が書いたものが配付されて、その説明があったというふうに認識しています。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  委員のお話ですと、中身については、関係するところはいろいろ記憶はされてあったようですが、いわゆる全体像については、なんか理解に苦しむような形のお話であったので、今の答弁は、私は単なる資料的なものを配付されたのではないかなというふうに、こう聞きましたけれども、間違いですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長がお答えします。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  協議会の会議録というか、式次第に実施計画についてということで、きちんと説明がなされたと記憶してございますので、間違いございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  これだけで時間取れませんので、ホームページに載ったのは6月1日付であります。そして、議員の皆さんに配付されたのかどうかは分かりませんけれども、多分配付していないというふうに聞いております。私、市民にこの実施計画を早く伝えるべきというふうに感じていましたけれども、手続上、私はやはり非常に遅れているんじゃないかというふうに思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長が答えます。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 部長の答弁あったとおり、成案になった6月にやってございますので、成案してすぐに出したものと認識してございます。あと、議員の皆様方には、市で基本的に製作したものじゃなくて活性化協議会ということで、配付はしてございません。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  非常に中身が市民の皆さん方に相談しなければというか、意見を伺わなければならないところが多分にありますので、私は議員の皆さん方にも全員に配付すべきというふうに考えます。 2番のほうへ移っていきます。 実施計画についてでありますけれども、実施計画を吟味していくという必要がありますが、まず一つは、確認でありますけれども、市長が3期目に当選された2017年の記者会見等について、最初に取り組む施策はという質問に対して、これに関連するような記者会見していますけれども、ご記憶ございますか。ありましたら、その中身についてお知らせいただきたいです。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 具体的にこれについてどうのこうのという、そういう細かい話ではなかったと思います。しかしながら、まず、北秋田市というのは、大変、面積が広い地域でありますので、そういう意味での交通の利便性をやっていくというような話はした覚えがあります。 以上であります。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  読み上げます。2017年の市の広報であります。高齢者が移動の手段がなく、不自由している、そうした地域をあぶり出し、優先順位をつけて公共交通体系の整備を進めていきたいというふうに述べています。この会見のこの発言については、現在も変わりないでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 変わりございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  実施計画では、高齢者についてはほとんど触れていません。それから、もう一つ、優先順位というご発言がありますけれども、今回はその地域を優先ではなくて中心市街地が優先で、そして、地域は、いわゆる不自由している地域については二の次になっているわけです。ですから、この2017年の記者会見と全く触れていない、逆のような実施計画になっていますけれども、この点について担当者、これの事実関係教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 高齢者のほうが優先されていないということかと思いますが、掲載の順番的にはそうですが、一体的に市民病院も含めまして、交通弱者を対象にして、実施計画はその交通体系についての実施計画ということになっておりますので、決して優先順位が下がったというふうには判断してございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  この実施計画の中の2ページにも基本目標というのは、これは網形成計画のときの基本計画というのが載っているわけです。その中に、基本目標2、誰でもいつでも安心して利用できる公共交通、基本目標3、地域に応じた公平、高品質な交通サービスの提供、基本目標4、市民協働による持続可能な交通の仕組みづくり、これらの点については、実施計画では非常に触れていないなと私は感じるんですけれども、一歩譲って弱いなと思っているんですけれども、この点については、当局のほうはどういう考えでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長から答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 この北秋田市の広範囲にわたる状況と、各地域のニーズに基づきまして作成してございますので、決して弱いというふうには感じてございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  私の見方からすれば、非常に引継ぎ、いわゆる継承されていないというふうに感じます。後で、また、いろいろ議論になるかと思います。 もう一つ別の観点でお尋ねします。 後期基本計画の中に、この実施計画というのを策定するというふうに書いているわけですけれども、SDGsの目標、ターゲットは何番で何番でしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長が答えます。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  申し訳ございません。 11番、13番、16番、17番の4つを制定してございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  目標がその4つに分かれているということですね。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 4つに分かれているというよりも、関連があるというような認識でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  ターゲットが何番のなんですか。 ○議長(黒澤芳彦)  市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長が答えます。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  全てに当たると思います。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  ターゲットについては、この公共交通に関わるところは記載されているはずです。やはりその点については確認してほしいと思います。 進んでいきますけれども、先ほど市長が2017年に発言された内容と非常に関係があって、私はSDGsのほうがより、いわゆる公共交通というのは市民全体の、そして、貧困者も含めた、そういう方々に対応できるようなSDGsの計画にしようという、そういうふうな内容になっていると解釈しています。そこで、今回、この市長のその2017年の発言とSDGsから言いますと、私は市民全体の利益を得るような公共交通対策というのが必要だというふうに感じます。 それで、(3)番のほうに移っていきたいと思います。 実施計画は、鷹巣市街地は路線バスを含めて、今回、100円の均一運賃制にするというふうにあります。鷹巣のいわゆる市街地、それ以外は100円均一ではなくて、いわゆるこれまでどおりのような料金でやるというふうになっています。この料金制は、私、非常に問題あるんじゃないかと思いますが、これは市長発言とSDGsから言うと、問題じゃないですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁の前に、先ほどの件について答弁の訂正があるみたいですので、総合政策課長から、もう一度お願いします。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  SDGsの目標、先ほど4つと申し上げて、目標の番号も違ってございましたので、訂正させていただきます。SDGsの目標、9番と11番の2つでございます。申し訳ございませんでした。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁の訂正がありました。 先ほどの具体的な政策についての当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 100円均一というのは、市街地巡回バスを想定してございます。その他のものにつきましては、デマンド交通とか、公共交通、生活路線バスということですので、まだ、そのターゲットもですし、その制度も違いますので、特段、問題があるというふうには認識してございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  2017年の市長のその政策からいうと、地域で大変に困っている人方を優先してやっていかなきゃならない、そういうときに市街地のほうの路線バスも含めてですよ、100円均一化にすると、そして、そちらのほうは全然それに該当しない。私は地域の住民の方々が非常に大変だと思うんですけれども、それ感じませんか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長が答えます。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 金額に差があるというのは事実かと思います。ただ、その生活路線バスとその地域循環バスという制度的なものが違いますので、差は出てくる。ただ、それが高いか安いかという部分では、議論しながら、市の政策に反映させていくことが必要かというふうには考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  答弁若干の問題がありますけれども、事実と違うところがありますけれども、まず、そこは飛ばしていきます。 本数についても、私は市街地のほうは本数が多くて、地域のほうは少ないという、こういう差がありますけれども、これが問題じゃないですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 循環バス路線バス、そのルート、距離とかございますので、全てが同じような本数で動ければ一番よろしいかと思いますが、どうしてもそういう発着の関係から、本数が限られてくるものと認識してございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  具体的には阿仁部のほうなんですけれども、合川は今回、路線バス通らなくなります、この計画では。それで、デマンド交通というので3つのゾーンに分けて、1ゾーン2往復、全部で6往復、いわゆる1つのゾーンでは2本だけです。だけれども、市街地は全然そういうことはないです。これは私は差があるんじゃないですか。地域の人を何とかしたいというのが市長の政策なんですよ。これでは、私はそうは思わないといほうが、私はちょっと疑問に思いましたけれども、もう一度答弁ください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、総合政策課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 デマンド交通になりますと、もっとよりきめ細やかになりますし、ニーズの実情に合ったものになるかと思いますので、決してそちらのほうが不便になるということはないというふうに思ってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  問題であるから言っているんですけれども、いわゆる合川地区からイオン鷹巣とかに行くには、今は路線バスがなくなって、市民病院で乗り継ぐか、合川駅で内陸線で行って、また向こうでバスに乗ってというふうなことで行くか、非常に不便になるわけです。これは、私は、住民から言うと、非常に困る問題であるわけです。ぜひこれは検討いただきたいと思います。 そこで、細かい点も申し上げますと、路線バス、杉山田、イオン鷹巣間、現在は料金幾らですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  申し訳ございません。現在、資料手元にございませんので、お答えしかねるところでございます。申し訳ございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  きちんと調べた上で実施計画を作っていくべきだと、料金は910円です。それで、今度の計画では、杉山田とイオン鷹巣間では、幾らになりますか。 ○議長(黒澤芳彦)  細かい質問、大丈夫。 福岡議員に、最初からそういう値段の話しているんであれば用意しますが、細かい値段については……   (「ヒアリングやっているなら、それで」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ヒアリングは、幾らというのはやっていないです。そういうの出るんであれば、最初から言っていただければ調べておきますが。 ◆7番(福岡由巳)  実施計画の中に数字が示されているんですよ。だから、それ計算すれば、それでよろしいわけです。 ○議長(黒澤芳彦)  分かる。この場で分かるんであればすぐに答えるし。 福岡 由巳議員。 値段じゃなくて、具体的なそういう質問をやっていただければ、細かい数字じゃなくて。 ◆7番(福岡由巳)  私、ヒアリングのときも、何とか引継ぎよろしくお願いしたいというの話してあるんですけれども、実施計画では、杉山田から、デマンド交通ですので、市民病院までより行けないわけです。そこまでの料金は700円、それから、今度、市民病院乗り換えて、今度、路線バスでか何かで行くとすれば、イオン鷹巣までは480円、計1,180円。私は今回のこの計画で、910円からこういうふうに大幅に値上げになるわけです。だから、地域の人方は外に出かけるのも容易でなくなる計画になっているので、この点について問題じゃないかということなんですけれども、その点についていかがでしょうか。
    ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 ここにある実施計画の想定される運賃ということで、合川診療所、合川駅、市民病院ということは24ページに掲載されてございます。ただ、これにつきましては、確定されたものではございませんので、運賃については検討する必要があるかと思ってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  基本的に、私はその地域の人方を何とかしなければならないという市長の思いがあるんであれば、一方は100円均一、一方は大幅なまず値上げ、こういう計画は、私は今の、何というか、SDGsも含めた政策から言えば一貫性がないと思います。網形成計画からこれまでの一貫性がないと思います。そういう点では、ぜひご検討いただき、できれば手直ししていただきたいと思います。 時間がありませんので、次の要望のところで話していきたいと思います。 健康寿命、いわゆる健康増進のあれで、健康寿命等については、実施計画の中ではほとんど触れていません。ですから、やはりお年寄りが自由に外に出られるようにするというためには、この実施計画の中身をさらに改善していくべきと考えますので、その点よろしくお願いしたいと思います。 次に、財産区について質問させていただきます。 まず一つ提案でありますけれども、財産区の管理会の委員、新任者が出てくる場合もあります。それから、当局のほうも新任者が出られる場合もあると思います。そういう点で、法体系については、先ほど財産区管理会条例を主にしたようなご答弁でありましたけれども、いわゆる会議の中では、財務規則とか、それから、森林法に基づいた森林整備計画とか、そういうのが出てくるわけですけれども、私は新しい人方のためには、必携みたいなものを作成していくと会が円滑に進むのではないかというふうに思いますけれども、この点の提案についていかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財政課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  ただいまの議員のご質問でございますけれども、今のご質問をまず今後、参考にしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  ぜひそういうふうにしていただきたいと思います。 もう一つ確認でありますけれども、財産区の管理会の中で、森林経営計画認定書というのが会議の中で示されているようですが、この文章の表書きについて、ちょっと適用されていない法が出ているんじゃないかと思いますけれども、これは間違いではないでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財政課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  ただいまのご質問でございますが、手元に持ち合わせがございませんので、申し訳ございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  後で調べていただきたいと思いますけれども、平成30年8月8日付です。森林経営計画認定書の文書です。津谷市長から、津谷 永光、財産区管理者にいっている文書であります。森林法施行規則第8条の20第1号と掲げていますけれども、この法の適用はこれ間違いだと思います。調べていただきたいと思います。 次に移ります。 財産区管理会の事務局側として、係長が責任者として出席している場合が度々あります。そして、係長が一人で頑張っているというような会議が見かけられますけれども、市長、この出席の仕方はこれでよろしいんでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財政課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  ただいまのご質問でございますけれども、当然、私も今年4月から来て、管理会に私も出席してございます。いろいろ係長だけのときもあったかもしれませんけれども、それは何かがあったんだと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  ちょっと最後、今、聞き取れなかったんですけれども、これから、今後、市長、やはり責任ある立場の係長以上の方を出席させるという、してもらうということはいかがですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 責任ある係長以上の立場の職員ば出席させたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  実は、管理会のときに様々やはり議案の審議が進まないというような状況があるようです、会議録を見ますと。ですので、一人で係長が出席された際には、非常に苦労されている、そういう場面があります。ということからすれば、私は係長だけでなくて、やはり2人は出席するということは必要でないかと思います。ただ、課長の答弁できないようなときもあるようですので、私、その点については、また、別問題でいろいろ準備していくということの問題だと思いますけれども、ぜひ複数で出席するということはいかがですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  財務部長。 ◎財務部長(佐藤進)  管理会の職員の出席でございますが、基本的には財政課長、担当であります管財の係長、あとは、書記ということで財政係の職員、基本的にはこの3名で臨んでおります。ただ、内容によりまして、やはり詳細になりますと、一番詳しいのが係長ということでございますので、係長の説明が中心になってくると思われますが、基本的には課長も全て出席させていただいております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  私、ぜひ複数で出席すべきだと、会議録を見ますと、そういうふうに感じます。 そこで、会議録の議事録署名委員というのはいらっしゃらないわけですけれども、会議録のこれの責任者はどなたですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長が。 ○議長(黒澤芳彦)  財務部長。 ◎財務部長(佐藤進)  会議録につきましては、基本的には概要ということで取りまとめさせていただいてございまして、財政課長のほうで最終的には決裁させていただきまして、私のほうも拝見させていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  会議録を送付していただいたところ、会議録の送付者は財産区管理会会長名で来ています。これは間違いないですね。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  財務部長。 ◎財務部長(佐藤進)  大変恐縮でございます。内容まで私のほうでちょっと決裁してございませんので、名称につきましては、市長なのか、管理会の会長なのか、ちょっと把握してございません。申し訳ございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  何が確認されていないということですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長が重ねて答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  財務部長。 ◎財務部長(佐藤進)  今、議員のご質問のありました、そういった議事録を送付したということでございますが、送付に関して、送付した事実ということで、私ちょっと確認していないということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  会議録の送付者は財産区管理者会長になっているわけですけれども、ですが、会議録の記録者は事務局なわけです。ですので、会長名で送付しながら、会長は見たことないと言うんですよ。ですから、事務局と会長の関係はどうなっているのですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長が。 ○議長(黒澤芳彦)  財務部長。 ◎財務部長(佐藤進)  管理者会長という、今、ご意見があったわけ……   (「管理会会長」の声) ◎財務部長(佐藤進)  管理者は市長でございまして、管理会の会長が会長ということで、その地区の方に委員の中から互選で選ばさせていただいているものでございますが、その送付、要は、いわゆる今の送付ということは、その委員のほうに送付した内容ということで私、理解していましたので、その内容について、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、内容を見てございませんので、残念ながら把握してございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  ちょっとおかしいんじゃないですか。会議録を記載しているのは事務局なわけです、事務局。事務局の会議録は見ていないというのは、部長が見ていないというのは、これもまたおかしいことですけれども、せめて係長とか、課長が見るとしても、それが送付されるのは管理会会長名で送付すると。そうすると、会長にきちんとその会議録を確認したのかどうかということを含めて聞いているわけです。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  財務部長。 ◎財務部長(佐藤進)  内容が若干そごがあるようなので、ご説明申し上げますけれども、会議録の内容につきましては、私も見てございます。ただ、それを送付するということで、会長名で送付しているという、そのかがみを見ていないということでございますので、その辺、若干そごがあると思いますので、説明させていただきます。 ただ、今、その会議録送付に当たりまして、一般的な事務の内容でございますので、そちらのほうは事務局のほうで決裁させていただいて、送付していると認識してございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  ただいまの件も、今後、財産区の管理会の在り方として、改善していくべき事項ではないかというふうに思って質問しているわけでありますけれども、事務局が当局にあるわけです。そして、財産区管理会の委員会、会長がいらっしゃるわけです。そのときに、会議録でも会長に見ていただいて、いわゆる会議録が不十分なところがあるようなんですよ。だから、会長に見ていただきながら、会議録の最終的なまとめというのをしていくべきじゃないかということなわけです。この点についていかがですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財務部長が。 ○議長(黒澤芳彦)  財務部長。 ◎財務部長(佐藤進)  その辺につきましては、各管理会の会長とも打合せさせていただいて、その辺ご検討させていただければと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  管理会では様々、先ほども言いましたけれども、法律の関わる点がいろいろ出てくると、例えば、売却の問題とか、伐採についてどうするかとか、これに関わって入札とか、契約どうするかというふうな、そういう問題が出てきているようです。しかしながら、会議録見ますと、そこのところがスムーズに議論が進んでいかない、そういうようなところが見られます。ですので、私は、最初に申し上げましたけれども、やはり円滑に進めていくためには、管理会の人たちにも法的なものとか、そういうのを確認しながらいくということでは準備しておく必要があるんじゃないかと思います。そういうのを求めて質問を終わりたいと思います。 どうもありがとうございました。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、7番 福岡 由巳議員の一般質問を終わります。 以上で本日の一般質問は全て終了いたしました。 これをもちまして本日の全日程を終了しましたので、散会いたします。 ご苦労さまでございました。   (散会)                    (14時38分)...